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2007/03/31

『カッコーの巣の上で』

『カッコーの巣の上で One flew over the cuckoo's nest』

ミロシュ・フォアマン作品。

観終わったあと??
ラストに??

厳格に管理された精神病棟での物語。
一人の男が型破りに精神病棟の世界を崩していき、皮肉にも自らも崩されてしまう。
患者は現状に満足しているのかと思ってしまった。
でもそんなことはなかったのだ。

患者が本当に病んでいるようだ。

Cuckoo

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2007/03/27

拝啓、父上様

拝啓、父上様
このクールは2つドラマを観ていて、「華麗-」とこれ。

率直な感想は、最終話前にあれだけ盛り上げておいてラストは尻窄みの感あり。
視聴者としては秘密が明かされたのでヤキモキしないが、ちょっと不安な終わり方だった。その不安の中にかすかな希望も垣間見られが、それが日常なのか。
秘密にしておいたほうが良いこともあるのだ。

出生の真実が物語の鍵になっていて、最近接した作品(『氷点』『華麗なる一族』『拝啓、父上様』)の大きなテーマが全てそれだったので、ちょっといっぱいいっぱい。
自分の出生も疑うことは無いけど、混乱することに同情する。

ドラマでは、一平の健気な真面目さに心打たれたし、周りの人々の混乱振りにも理解できる。

二宮はやはり巧い。突っ張った感じと仕事に対する謙虚な真面目さと女性に対する初心なところなどの表現ができる。立派な俳優だ。
黒木メイサは美人ではあるのだけれど、ちょっとコワイ。役には合ってるかも。
梅宮辰夫が真面目に演技しているのをはじめて見た。
全体的に役柄がマッチしていたな。

決してつまらないわけじゃないドラマだけど、派手さは無かったかも。
これが倉本聰の良さなのかもしれない。
「優しい時間」もこんな感じだったな。

とりあえず、神楽坂には行ってみよう。

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2007/03/24

『デジャヴ』

『デジャヴ』
トニー・スコット作品。

オモロいんだけど、心臓に悪い映画。
デジャヴ(既視感)で悪夢が繰り返されるのは悲劇だ。と感じてしまうほどドキドキした。撃つなよ、撃つなよ祈ったのは確か。

想像していたよりもずっとSF作品であり、過去の出来事をリアルタイムで観るシステムは2重の説明で厚みが増す。後半の展開、特にSFは強引な気もするが、デジャヴが自分の中でつながっていく感覚は昂奮する。カーアクションに現実と過去の映像を組み合わせるととんでもないことになるよ。特にデジャヴの恐怖が近づいてくるのはさすがに怖い。

でも、エンディングはワタクシは満足。

デンゼル・ワシントンは上手いし、とても50過ぎには見えないな。

Dejavu

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2007/03/23

3歳の大きさ

<<夏川純が3歳上の26歳だったと告白

 人気タレントの夏川純が22日、公表していた年齢より実際は3歳上の26歳だったことを発表した。

 夏川本人が直筆でマスコミ各社にファックスで公表したもの。ファックスによると本当の年は1980年9月19日生まれの26歳としたうえで「今の事務所に移った時、スタッフと相談して名前も変え、生まれ変わったつもりになり、また、10代の方々に応援してもらいたい気持ちが強く、19歳ということにしてしまいました」と説明、ファンや関係者に謝罪している。

 夏川に関しては、これまでに3歳や5歳上だといった年齢詐称疑惑が報じられていたが、本人はレギュラーを務めるTBS系列の番組の中で完全否定していた。
[ スポーツニッポン 2007年03月22日 13:36 速報記事 ] >>

別に年齢がいくつでもいいのだけれど、23歳なら23歳に、26歳なら26歳に見えてくるのがなんとも不思議。
でも10代から20代にかけての3歳は大きく感じるからな。
79歳と82歳なら同じような気がするのに。

それでも、年下だと思っていた人が実は年上っていうのはなんか恐縮するな。

Natsu

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2007/03/22

『手紙』

『手紙』
生野慈朗作品。

正直敬遠していた。
観たら、とてもいい作品だった。
手紙を通じて始まり、手紙でつながって、手紙で別れていく。
どの立場の人にも同情できる稀有な物語だ。
原作が素晴らしいのだろう。

一つ問題を解決したと思ったら、新たに問題が発生する。
それは以前と同じようなものでもあるし、全く経験したことの無い問題もある。
決して問題は解決したわけではないのだけれども、希望が見えた。

なんで漫才なのかと思ったが、そういう意味があったのかと後で判明する。
兄貴の涙にこちらも感情が動く。


雑感としては、山田孝之はどうしてあんな影のある人物ばかり演じるのか。
あと、漫才が意外と様になっていた。話しぶりは漫才そのものだ。
フッキー(吹石一恵)のあのときの言葉が聞きたい。

Tegami

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2007/03/21

『HANA-BI』

『HANA-BI』

北野武作品。

初見。
切ない話だ。

バイオレンスなシーンも多いのだけど、静かなシーンが多く、ところどころで笑いもあるので、激しい作品には感じられなかった。

たけし演じる西は警察にもやくざにも見える。登場したときは正直どちらかわからなかった。
同僚の負傷や、家族の病、生活の問題などが静かな怒りとなって時に現れ、恐怖を感じた。

夫婦の愛情とラストに響く音が切ない。
Hanabi

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2007/03/18

華麗なる一族

華麗なる一族

全話観た。
一人の出生をめぐり、その家族だけでなく、数社の企業、いや社会を巻き込んでいった物語。

最終回は8割ほど想定できたが、2割には思わず声を上げて驚いた。
特に出生の真実には頭を抱えるようだった。悲劇だ。

主役の木村がいい。
次々と変わる感情が表現できる。
また、木村ワンマンのドラマにならないのがいい。
周りの演者が皆観たことある人ばかりで、主役と互角の存在感を持つ。
やはり、北大路の悪ぶりと存在感は流石だ。

大介の悲惨な勝利も束の間安楽であることを匂わせて物語は終わる。
鉄平には明日の朝日が見えないように。

見応えのあるドラマだった。

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2007/03/17

『ラストキング・オブ・スコットランド』

『ラストキング・オブ・スコットランド』

ハードな映画。

ウガンダに実際に存在した独裁政権をスコットランドの青年医師から描く。
アフリカ音楽の陽気さとアニン大統領の冷酷さのギャップが大きく、残虐さが痛い。
苦しさに手に汗握ってしまった。さすがR-15。

ギャリックの軽率さ、安易さが自分自身だけでなく周りの人物を苦しめることになる。
自業自得であり、あまり同情はできないが、国外脱出のシーンは流石にハラハラした。
ギャリックは反省し、罪は生きて償っていくしかない。

アニン大統領役(フォレスト・ウィテカー)はアカデミー賞を獲ったとのこと。
本人かと思えるほどの出来。

R-15を覚悟して観てください。

Lastking

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2007/03/13

カンブリア宮殿 堀場雅夫

カンブリア宮殿 堀場雅夫

ゲストは世界シェア80%の分析機器メーカー、堀場製作所の創業者である。
82歳の白髪のちょんまげじいさんが京都弁で滔々と話す。
そんなに難しいことを話していないのだが、説得力がある。
言い切る話し方と、その教養が醸し出しているのだろう。

社是が おもしろおかしく で、著作のタイトルが イヤならやめろ だ。
文字だけ見るといい加減な経営者に見えるが、この言葉にはちゃんと前提がある。
おもしろおかしく は、自分のやりたい仕事を自分の判断でするということ。自分がやりたい仕事は当然自分でおもしろくてやっているのだから、楽しく仕事できるし、努力もする。
また、イヤならやめろ は、とことんやってみて、それでもどうしてもイヤならスパッとやめなさいということ。

印象的なだったのは、「神は二物を与えずというが、神は必ず一物を与えている。その自分の得意なところ、ホームグラウンドに仕事を持っていけば、仕事は楽しくなる」という趣旨の言葉だ。
どうしたら相手をこちらに惹きつけるかを考えることが、「たのしく」働くことの近道なのではないか。


成功(者)の条件は あきらめない、と一言。
潔い。


経営者が元気だと働くほうも元気が出るな。

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2007/03/10

『幕末太陽傳』

『幕末太陽傳』

川島雄三作品。

なんといってもフランキー堺の演技が出色。
イメージしていた佐平次をそのまんま体現していた。
お膳を運ぶ動作なんて見事である。
調子のいいやつだけど、仕事ができて、機転が利き、行動的だ。
体調が悪く、咳き込む姿は観ていて寂しく、佐平次の陽と陰を映し出し、人物に厚みを持たせている。

落語の演目『居残り佐平次』だけでなく、『品川心中』、『三枚起証』、『お見立て』をピタリと物語に絡め、ストーリー展開の幅とスピードを構成している。

石原裕次郎をはじめ、出演者も見たことある人ばかり。
こんな時代劇もあるんだな。

Bakumatsu

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2007/03/09

プロフェッショナル 南場智子

プロフェッショナル 南場智子

とても明るいプロフェッショナル。
インテリなんだけど、明るい。

組織にいればかなり偉くなっていたのだろうと想像するが、
その可能性を蹴って自分の会社を設立した方のストーリーだ。

むちゃくちゃ人気ある携帯サイトの運営しているようだけど、使ったことは一度も無い。
野暮なことだけど、今回の出演はかなりの宣伝効果になり、放送直後からサイトの閲覧が激増したに違いないと穿ってしまう。
携帯会社の公式サイトに登録するとかしないとかで迷っていた場面があったけど、迷う必要は無いくらい浸透しているのではないか。

思いのほかスタジオでのトークが少ないように感じた。
プロとは与えられた責任をしっかりと果たすことだという。
完全に仕事人やな。

ところで、この回の住吉美紀は可愛かった。

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2007/03/04

『フルメタル・ジャケット Full Metal Jacket』

『フルメタル・ジャケット Full Metal Jacket』

キューブリック作品。

海兵隊入隊から、ベトナム戦争に参加するストーリー。
ブラックユーモアがリアルで、ユーモアに思えなかった。

海兵隊訓練学校では徹底的に人格を殺戮者に変える「訓練」を受ける。
セリフにあったように、「誰も差別はしない、皆平等に虫ケラだ」という扱いを受ける。
アメリカという自由な国で兵隊を造り上げるには相当の「訓練」が必要であろう。
訓練学校最終日の皮肉な事件は、起こっても不思議でないことだ。

前に観たキューブリック作品より現実味を感じた。
ベトナム戦争の戦地はホントに戦場のよう。

戦場での射撃に悩む姿は人間性における希望が垣間見れる。
兵士としては失格かもしれないが。
Full

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