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2006/12/06

『武士の一分』

『武士の一分』

山田洋次的ハッピーエンド・フューチャリング木村拓哉。というような作品。
感情の振幅が小さく、その分作品に重さ、深みが足りなく感じた。

木村の演技はとても良く、特に視線の使い方が抜群。
また、剣道経験者だけあって剣術にキレがある。
平穏なしぐさをすると思いきや、いきなりキレる演技は健在。
カッコつけの域を超え、「これぞ木村拓哉」の個性的な演技のように見えてきた。

しかし、これほどまで木村に注目するあまり、周りの出演者の存在が薄く、物語の運びも淡白。木村が好演しているのでそれでもいいのだが、台詞で「こうでした」と結果を伝え、その過程を端折る点が多々見られる。
仇こと坂東三津五郎の「悪」度をもっとひどく見せても良かったのではないか。
そうすれば仇討の意味も後の感動も引き立つと思う。

観てもいいと思う。

Bushi

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