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2006/06/30

りゅーよー

気になったので、小ネタですが投稿。

 早大教授の私的流用を認定、調査委が中間報告

研究費不正受給問題で会見し、厳しい表情の白井克彦・早大総長 早稲田大学理工学部の教授による研究費不正受給を調べていた調査委員会(委員長・村岡洋一副総長)は23日、中間報告を発表した。

 報告書によると同学部の松本和子教授(56)は架空のアルバイト料約1472万円を不正受給、うち900万円で投資信託を購入するなど1010万円を私的に流用した。またバイオ関連企業との間で約2343万円の不明朗な取引があった。

 同大は不正の全容が判明した段階で同教授を処分する。研究現場で不正が相次いでいる背景には、科学技術予算が急増する一方で、運用に関する各大学、文部科学省のチェック体制が追いついていない実態がある。政府の総合科学技術会議や同省は、防止策の強化を早急に検討する。

 同委員会は今年4月の内部告発をきっかけに調査を始めた。同大は1999~2003年度にかけ、松本教授の請求に基づき、延べ68人の学生に計約3127万円のアルバイト料を支払った。しかし同委員会が事情を聞いた6人は、いずれも実際には働いておらず、銀行口座に振り込まれた計1472万円は松本教授の個人口座に還流していたことがわかった。

 2002年にはこの還流資金のうち1010万円を引き出し、900万円で投資信託を購入した。投資信託の残高は現在約983万円に増えている。

 同教授は委員会の調査に対し、「不適切な会計処理を反省しおわびする」と謝罪。不正受給した研究費は「学生の旅費や、実験材料の購入に充てた」と説明し、不正請求分は返還すると申し出ている。同大も「不正と確定したものは、時効を問わず返還させる」としている。

 松本教授が不正に受給した資金は、DNA解析装置の研究委託費として文部科学省から支出された科学技術振興調整費など。

 また松本教授が非常勤取締役だったバイオ関連企業との取引を調べたところ、02~04年の取引約7391万円のうち、約2343万円分が不明朗な支出と判明した。松本教授は「架空取引を依頼したことはない」と説明しているという。

 松本教授は02年から今年1月まで、国の科学政策の司令塔である総合科学技術会議(議長・小泉首相)の議員だった。3月からは文部科学省の研究不正防止を検討する委員会の主査代理を務めたが、今月2日に辞任している。

(2006年6月23日22時44分 読売新聞)

流用方法がセコイというか、しっかりしてるというか、資金を元に増やそうとしておる。男だったら、愛人に使ったり、競走馬買ったり、ギャンブルに遣ったりと、今ある金を無駄に遣う。しかし、この人は元手がタダなのだから、もっと増やしちゃえとしてた。普通に預金するより増えるしな。これが男女の違いか。

記事を見てたら新たな疑惑が。

早大・松本教授に論文データねつ造疑惑、学会が調査へ

 研究費の不正受給が問題になっている早稲田大学の松本和子教授の論文にデータねつ造の疑いが指摘されているとして、日本化学会は調査に乗り出すことを決めた。

 松本教授の研究を巡っては、早大当局が、2001年に米化学誌に掲載された論文にデータねつ造の疑いがあるとして、調査をすでに始めている。同学会の調査はこれを受けたもので、専門家による予備調査を行った上で、疑惑の真偽を審理する委員会を近く設置する。

データねつ造の疑惑が持たれている米化学誌の論文は、金属元素テルビウムを含む「テルビウム錯体」と呼ばれる化合物を合成し、高感度の試薬として生体分析などに使うというもので、研究は中国人研究者と共同で行われた。

(読売新聞) - 6月29日3時10分更新

悪い奴、か。


<研究費不正使用>早大、松本教授が辞表 白井総長減俸処分
 早稲田大理工学部(理工学術院)の松本和子教授による公的研究費不正使用問題で、早大の白井克彦総長は28日会見し、松本教授から辞表が提出されたと発表した。同学術院が教授の懲戒処分を検討中で、理事会は辞表を受理せずに預かった。松本教授は理事会に対し「私的流用はしていないが、ご迷惑をかけた」と述べ、研究室にある研究費は返却し研究を中止すると説明したという。
 また、理事会は監督責任があったとして、同日付で白井総長を役職手当3カ月分の減俸処分とし、村岡洋一常任理事を研究推進担当業務から解任した。さらに、04年に不正使用疑惑が浮かんだ際、必要な報告を怠ったとして、逢坂哲弥研究推進部長を解任、足立恒雄理工学術院長ら4人を厳重注意した。村岡氏は同日、理事を辞任した。
 一方、松本教授は同日、国際純正・応用化学連合(IUPAC)の副会長職を辞任し、08年に予定されていた同連合会長職への就任を辞退する意向を日本学術会議(黒川清会長)に伝えた。
 IUPACは世界65カ国の化学者が加盟する国際団体。学術会議化学委員会などが松本教授を会長候補に推薦、昨年8月の選挙で会長に選ばれた。1919年のIUPAC設立以来、初の女性会長となる予定だった。【山田大輔】
(毎日新聞) - 6月29日3時8分更新

元偉い人、「私的流用はしていないが、ご迷惑をかけた」。まだ白を切るのか。

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2006/06/27

飛び出し注意

朝起きて、ワールドカップの結果を観ようと思って、テレビつけたら、このニュースが流れる。

<女子大生誘拐>母親は「カリスマ美容外科医」TVにも登場

 東京都渋谷区鉢山町の路上で、近くの美容外科医、池田優子さん(47)の長女、果菜子さん(21)=明治学院大経済学部4年=が誘拐され、身代金3億円を要求された事件で、果菜子さんの母優子さんは、東京都渋谷区で「池田ゆう子クリニック」を経営。「カリスマ美容外科医」として、雑誌やテレビにたびたび登場し、優雅な暮らしぶりが紹介されていた。果菜子さんも、優子さんブランドの化粧品販売会社の代表取締役をしており、2人で雑誌のインタビューを受けたこともあった。
 クリニックのホームページなどによると、優子さんは一度結婚して離婚した後、20代後半で医学を志した。果菜子さんの子育てをしながら、95年に杏林大医学部を卒業。都内の大手美容クリニックなどに勤務した後、02年3月に独立してクリニックを開業した。5年間に約8000件の手術を執刀したという。
 今年2月発売された週刊誌では、フェラーリ、ベンツ、ロールスロイス、マセラッティの高級外車4台を保有する「日本で最も稼ぐスーパーセレブ美女医」として紹介された。「時給換算すれば」と質問され「時給100万円? 月に1億円以上、去年は12億以上稼いだのですよ。銀行の人が頻繁に集金に来てくれないので、クリニックに小型ATM(現金自動受払機)みたいな入金庫を設置しています」と答えていた。
 テレビ番組でも、自宅ガレージに高級外車が並ぶ様子が紹介され「そのお値段2300万円」などと放映された。月刊誌で果菜子さんとともに、飼い猫の話などで取り上げられたこともある。
 著書に「もっとキレイ!プチ整形」「愛とお金があつまる女の条件」がある。【曽田拓】
(毎日新聞) - 6月27日10時41分更新

2006062704544556jijpsociview001 女子大生誘拐・渋谷署を出る果菜子さん 解放から約4時間半後、母親の優子さん (左)に手を握られて渋谷署を出る池田果菜子さん(中央)。 疲れ切った表情で「ほっとしています」と小声で話した (27日午前6時すぎ、東京・渋谷署前)(時事通信社)08時45分更新


当然犯人が悪い。犯罪だ。言語道断。

勝手な、傍観者の、推測だけど、テレビなどのメディアで被害者らを知り、犯行に及んだのではないか?

「時給100万円、月に1億、年で12億以上稼ぐ」発言は事件の遠因、引き金にはならなかったのか?

もちろん決して許されない犯行だ。悪質である。


全然上手くない喩えだが、国道のような大きな車道にいきなり人が飛び出してきて、
車に轢かれる事故が起こった様な感じ。

運転手が悪い。加害者だ。
被害者の注意力の無さに非難はできないのか?

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2006/06/26

日本対ブラジル

サッカーワールドカップドイツ大会
日本対ブラジル
1対4。

遅ればせながらですが投稿。

起きたら前半終わってた。
一番良いところを観逃し、一番悪いところのみを観た。

悔しい。
実力を考えれば妥当な結果なのかもしれないが、
相手の侮りに嫌になる。
ロナウジーニョとカカを同時に交代させ、控えのキーパーまで
交代させやがった。
完全にナメられ、侮辱に等しい。
非常に残念だ。悔しい。


この感情を最も感じているのは、ピッチに立った選手だろう。
中田英寿の涙目に強く象徴される。
深く同情する。

単純に2002年の日韓大会と比較はできない。
でも、アウェイで、あの暑さの中、対戦相手にしても恵まれなかったとも思う。
フィジカルな強さと、メンタルな熱さが足りないのでは?とも思う。

今回は強豪と呼ばれるチームが幸運にも勝ち残った。
そう思うしかない。

ワールドカップでの後味の悪い試合が2002年のトルコ戦から続いている。
それを打破する日が待ち遠しい。
いつかやってくれるだろうが、早く観たい、感じたいのだ。

最後に、今は、お疲れさま。

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2006/06/23

病欠

中居正広「結膜炎」でいいとも欠席(スポニチ)

 SMAPの中居正広(33)が20日、「流行性角結膜炎」でレギュラー出演しているフジテレビの「笑っていいとも!」(正午)の生放送を休んだ。今月10日すぎから右目の痛み、腫れ、充血などを訴えており、18日になって左目にも症状が出た。風邪などと同じウイルスで起こるもので、ほかの出演者やスタッフにうつすことを避けるため、キャンセルを決定。94年4月からの出演で“欠席”は初めて。
所属事務所によると、本人は元気で、自宅で療養している。この日は、ほかにTBS「うたばん」の収録、21、22日にはフジ「SMAP×SMAP」の収録が入っていたが、いずれもキャンセル。24日まで仕事を休み、25日以降は回復具合を見て判断する。明るく元気いっぱいのキャラでテレビに出演している中居だが、今回は無念の休場ラッシュ。テレビ各局も対応に追われた。

[スポニチ:2006/06/21 06:01]

12年もいいともでてたの!?
中居くん33歳なの!?

結膜炎で仕事休んでもニュースになるのか。

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2006/06/22

今だから言えることその2

今日職場では定時にほとんど帰宅。早く寝て早朝のサッカーを観るようだ。

みなさん、サッカーが始まるのは4時からですよー
終電でも十分間に合いますよー


今朝何気なくラジオ聞いてたら、サッカージャーナリストが「クロアチアは日本と引き分けたから、決勝トーナメントに出るために、オーストラリア戦に必死になる。日本はツイてる」ということを言ってた。一理あるな。

一縷の望みを信じて観戦しますよ。わだかまりのない試合を期待。

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2006/06/20

日本対クロアチア

世界のどこかでは日本とクロアチアがサッカー以外で争ってるかも知れないけど、
ここでは多分に漏れずワールドカップサッカードイツ大会日本対クロアチアを示します。
0対0。
う~ん。

負けに等しい引き分けだった。
川口は本当によく守ったけど、守っただけでは点は取れない。
中田が必死に動いているのに、前線に届かない。
中田が支持しているのに、動かない。動けない。
守りすぎ。守り疲れ。
攻められない。前に走らない。
クロスから攻めない。

流れのリズムが遅い。中村がいい流れを止める。
宮本のミスが多い。PKもヒヤヒヤもの。
また勝てる試合を落とした。

ヒヤヒヤしすぎて何度か笑ったわ。

ブラジルはもう決勝トーナメント行けるのだったら、次は不戦勝をください。

川口似。
失敗した場合①
失敗した場合②

ハーフタイムにザッピングしてたらスタメンでメガネ男子ブーム特集。あと、50年はブームを続けてください。


試合終了後もザッピングしたら各局にニュース速報が流れる。
「日本、クロアチアに引き分ける」と。マスコミ煽り過ぎ。

次は勝つしかない。信じるのみか。

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2006/06/18

今しか言えない

サッカーワールドカップ ドイツ大会
6月18日22時ごろ
日本対クロアチア戦があります。ご存知のとおり。

サッカーに関しては素人で知識もないけど、
試合を観るのは楽しいので、観る予定。

でも、キックオフまでの報道が煩わしい。
ウザイのだ。
どーでもいい情報過多の応援合戦はもういい。

「芸能人」の応援メッセージ。
過去の試合結果の繰り返し。
現地の状況。
選手へのインタビュー。

もういい。うんざり。

ワタクシはただ試合が観たいだけ。

この文章を軽く思ったのが昨日。

618618_1

今朝のテレビ版を観て、テレビ朝日系列を眺めて、溜息。
悪い意味でお腹いっぱい。消化不良。
テレ朝ってずっと「絶対に負けられない」ってずっと言ってたな。
単なるプレッシャー。

こんなことが言えるのは今だけ。
早く観たい。

(裏番組の情熱大陸は談志だ。予約。)
Photo

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2006/06/14

功名が辻 23

功名が辻 23話は前半の山場、本能寺。
主役は千代こと 仲間由紀恵 と 一豊こと 上川隆也 なのだが、
他の出演者の存在感と知名度があり、誰の物語だかわからなくなってしまう。

その中でも、信長こと 舘ひろしの存在感が大きい。
ただでさえ、知名度が高いのに、めちゃくちゃな信長役。
本人の気合の入りようも凄まじい。

ドラマでのフューチャーも大きく、オープニングのキャスト紹介では、

織田信長 舘ひろし

の文字と一緒に、どやーと音が出る。


本題は「本能寺」。
いわずと知れた、信長の死場である。

光秀「皆のもの、我が身を捨てよ。よいか、敵は本能寺にあーり」
で開始。

「上様、謀反にござりまする」
と信長に伝えるお蘭(森蘭丸)。
「裏手から裏口からお逃げ下さいませ」
と言われても、
「ハッハッハッハッハッハッ。是非に及ばず。よかろう、光秀め、しばし相手つかわさぁ」
と意に介せず、
「お濃、あの世とやらでまた、謁えようぞ」
と言い残して、自ら参戦する。

この物語での「舘」信長はというと、人間離れした、エキセントリックな言動をする。
光秀に攻められると、自ら火縄銃を持って参戦。
自分のイメージでは燃えさかる炎の中、長刀を振り回している姿がなぜか強い。
だから、銃を持つ信長に軽く驚き。

この後、信長は刀で明智軍を濃と追い払おうともするのだが、2人とも殺陣があまり上手くない。
濃姫、あの殺陣だと簡単に斬られまする。

よかったのが、
一度逃げるように命じたお濃が参戦したあと。

「お濃。戯け、何故戻った」
「あの世で会おうと仰せになれども、殿は地獄、私は極楽。これでは死に別れにございます」
「ハハハ、抜かしおったなお濃」

信長、銃撃を打たれ、倒れる。

「殿!!!」
「お濃…痛いのう…この儂を死ぬるか」
「殿の名こそ永久に残りましょうぞ」

信長に人間を垣間見る。

信長は家来に連れられ寺に引き込まれ、濃は一人奮闘。

さすがに、女一人では太刀打ちできず、濃は光秀の目の前で一斉射撃を受ける。
その後、信長は寺の一室で自ら命を絶つ。

「夢…幻の…ごとくなり」


この瞬間、戦国時代の新たな1ページが開かれる。
ナレーションの言葉を借りれば、
「この時、足軽雑兵にいたるまでが、歴史の檜舞台に立っていた」
のだ。


なんだかんだ言って、今まで全部観てる。
結構しっかり作られてるから、冗長な部分も多少感じながらも、飽きさせない。
過去のことなんだから、結果がわかっているのに、観る。
もちろんリアルタイムは観ることはできないけど、
再現を擬似的に体験できるのは楽し。


千代と一豊はどうなるのか!?
乞うご期待ってことで。

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2006/06/13

日本対オーストラリア

サッカーワールドカップドイツ大会
日本 対 オーストラリア

後半39分からのオーストラリア3得点で大逆転。
1対3。
後味悪すぎ。
1点入れれば、勝ててたかも

シュートチャンスが少なく、そのチャンスもミスパス、精度を欠くものが多かった。
川口の連続好セーブも、宮本、中澤、坪井、茂庭のディフェンスもすべて無になる結果。
結果という真実、現実は恐ろしい。厳しい。信じられない。信じたくない。

ワタクシはラスト10分よりもっと前、ラスト20分から時間の経過の長さに苛々していた。

中村の前評判の高さからすると、精彩を欠いた気がする。何かプレーが優雅というより、軽く感じた。
得点も何か盛り上がりに欠いたように思える。
おそらくクロスであろうシュートは、オーストラリアにあまり重くない痛み、圧力を与えたのかもしれない。
換言すれば、点が入っていないような1点だったと思う。
また、ディフェンスが活躍するというのは、逆に見れば、相手に攻められ続けていた証拠だ。


試合前、フランスワールドカップ初戦の気分が不気味によぎった。


過去を悲観しても無意味だ。
あと全試合に全力を出し切り、勝てばいいだけだ。
幸運を祈ります。

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2006/06/11

『独裁者(THE GREAT DICTATOR)』

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『独裁者(THE GREAT DICTATOR)』を観る。

ヒトラー、ナチスの痛烈な皮肉と抗議。
それだけでなく、自由と平和と民主主義を堂々と訴える。

発表されたのが1940年。敵国の風刺映画を作るのは余裕があることと、
映画を製作してまで訴えたいことがあるからだ。

非常に良くできた皮肉。笑いが入ると皮肉と抗議が増すのはなぜだろう。

また、映画のスケールが大きすぎる。セットも大道具も大規模で、広い。
連合軍が全面協力か?
連合国から観れば、戦争の意義、動機にもなりうるとも考えられはしないか。


それにしてもストーリーが完璧。
人を取り違えることで、両者の考えを一人で強く訴えるのは巧い。

一般的なコントの動きを網羅している。
計算された無駄のない動き。感情をぴったりと表現し、なおかつ笑いを作る。


まだまだ、チャップリン観なきゃ。

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『花よりもなほ』

『花よりもなほ』
を観た。

淡々と物語りは進む。

が、傑作。


セットも衣装もメイクも時代劇にしては凝っているのに口調は現代そのもの。
メッセージを伝えたいのであれば、口調がリアル(時代劇口調)
である必要はない。

キャストは・・
岡田准一は父の仇を討つ実力も気力もない優しい宗左を好演。

田畑智子のかわいさとキップのよさが心地よい。

古田新太の存在感は大きい。

芸人たちの演技は上手いとはいえないが、欠かすことのできない人々。
(上島、靖史、キム兄)

夏川結衣、太った?

香川照之は相変わらず巧い。個人的には、香川観過ぎというか、出過ぎ。
この一週間で邦画3本観たが、すべてに出演してるのは凄い。

宮沢りえは着物着た姿が定着している。美しく見える。


物語の山場である劇中劇の場面では、「劇中劇」なのに、長屋の仲間である「演者」の気持ちが入る。
リアルに近づけようとする。「演じる」とはこういうことを表すのではないだろうか。
宮沢演じる「おさえ」は実体験もとにを演じている。


仇討ちでは当然だが、仇討ちする方と仇討ちされる方に分かれる。


観了後思ったのが、設定が現在と似通っていること。
(市民にとって平和なはずなのに、世界では実際に争いが起こっている。)
力で争って必ず解決するとは限らない。
本当に必要なのは、勝負のつく解決ではなく、負けも勝ちも作らない解決なのではないか。
仇を討たずとも仇を討ったと感じる方策を思いつき、実行し、成功したように。

頼りない口だけの侍の日常を、個性的な愉快な長屋の仲間を通じて淡々と描きつつ、
現代の問題の1つの解決の糸口を示したのだ。


「桜は来年もっと綺麗に咲くために散るのだ」

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2006/06/09

『アラバマ物語(To Kill A Mockingbird)』

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『アラバマ物語(To Kill A Mockingbird)』
500円でDVDで観る。

浅草キッドの水道橋博士が絶賛していたので、彼の日記を読んだその日に500円で購入、観た。


片田舎の「アラバマ」での「物語」をという題で、
連想したのはミュージカル調の牧歌的な単調なハッピーエンドである作品。

でも実際は、ずっと気を張り詰めながら観てた。感情移入しながら観てた。

子供たちには大人の振りして「そっちに行くな!じっとしていろ」と。
子供たちの無邪気な行動に、一緒にハラハラする。
家族思いの父親に感服する。
子供たちがいるだけで愛らしく思う。
弁護士の弁護、論理に納得する。
被害者の父親の態度・行動に憤る。
法廷で弁護士に味方し、裁判結果に忸怩たる思いを抱く。
黒人と白人との間にある深い溝に悩む。
加害者と思われる青年に同情する。
弁護士の苦悩に同情し、働く者として、尊敬する。
不気味な隣人に怖くも興味を抱き、意外な優しさにほっとする。


そして、正義は必ずしも世間で「正しい」とは認識されないこともあり、
真実を語らないことが「正しい」こともある。


あらすじを書く気はもともとないが、上手く説明する自信もない。
内容がぎっしり詰まっているのだ。想いが奔走するのだ。演技がみな素晴しいのだ。

観る価値は十分あり。オモロ。


難があるとすれば、邦題。
どなたか良い邦題を考えてください。

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2006/06/07

銀座らくごアーベント 第4夜

銀座らくごアーベント 第4夜 に行ってきました。
会場は銀座みゆき館劇場という90席の劇場。
狭い、地下、綺麗じゃないところで。


出演者と演目と一言。

立川 談春 「道灌」
  想像していたよりも親しみやすい。ギャグが多い。人物の演じ分けが非常に客観的であり、会話の掛け合いは他人のよう。会のトップバッターとしての役割を果たす。

瀧川 鯉昇 「ちりとてちん」
  名前もはじめて知った。好きになる。マクラから本筋へ入るスイッチがよくわかる。明るく楽しい落語。しぐさが笑いを誘う。

春風亭 一朝 「蛙茶番」
  どうも好きになれない。古い感じ。ネタもバレ噺(下ネタ)。

仲入り

入船亭 扇遊 「たらちね」
  とても聴きやすい。ネタも端折ったのか、とても短く感じた。もっと聴きたくなる。上手い。口調がいい。派手ではないけど、華やか。

林家 正蔵 「千両みかん」
  トリ。真摯に落語に取り組んでいる姿がわかる。静かな口調と間で、つい聴き入ってしまう。本来は人情噺ではないのかもしれないが、人情噺のよう。逃げていない。ただ、途中のギャグはすべて必要か?今度はもっと明るい噺が聴きたい。


感想を自分で読むと、ワタクシは明るい、華やかな落語が好きなようだ。

はじめての落語のライブ。古臭い気はそれほどしない。年齢層は様々。また、狭い劇場で、近かったため、落語を「聴いた」感じがしたのがよい。


そういえば、堀井憲一郎が最前列に陣取る。終演後何かメモを取っていた。さすがライター。地下鉄銀座駅の前で連れと思われる女性と別れる。そんなことどうでもいい。


ホール落語は行ったことはないけど、落語を行う場のキャパは少なくても多くてもよいと感じた。なぜなら、演者はいつでもひとり、少し高い台の上に座布団に座って話せばいいから。これが強みであり、可能性は広いと思う。

あと、自虐的な噺家は嫌い。これは謙虚ではなく、卑下だ。
表現する行為では、口に出さなくても自信を持ってもらいたい。

落語は楽しい。

今後も、有名どころから攻めて行こう。

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2006/06/05

『雪に願うこと』

『雪に願うこと』を観た。
主な出演は伊勢谷友介、佐藤浩市、小泉今日子、吹石一恵。

北海道のばんえい競馬を通したリアルな生活を、挫折した男の視点で描く。
ばんえい競馬を初めて観たが、速さのみでは勝てないのが印象的。
勝つには力強さが必要なのだ。障害の前で、あえて手綱を引き、馬を止める。
その「待ち」で力をため、力を蓄えたら、手綱を放し、一気に駆け抜けるのだ。
駆け抜けるというよりは、障害を突破するために不可欠な動作だ。この動作が、
伊勢谷演じる男と重なる。

ベンチャーらしき会社を設立し、軌道に乗っていたのもつかの間、あるトラブルで、
会社は破産となってしまう。気がついたら、伊勢谷は兄である佐藤が調教師を
している帯広に戻っていた。ただでいさせてくれることはなく、嫌々ばんえい
競馬の馬の世話を始める。佐藤をはじめ、厩舎の仲間を生活をささえる小泉。
そして、佐藤の厩舎の馬に騎乗する女性騎手、吹石。厩舎の仲間たちと馬にふれあっていくうち、
馬への愛情が生まれてくる。伊勢谷が一生懸命愛し、世話した馬、ウンリュウに
負けられないレースで吹石が騎乗したとき、伊勢谷の新しい一歩を踏み出した。


序盤の伊勢谷のやる気のなさがリアルに映った。
自分の中で田舎を一時「消し」、世間を見返そうとしたくだりはなんかリアル。
演技の懸命さはよく伝わる。ココロだけでなく、佐藤に吹っ飛ばされるシーンが
とても印象的。

佐藤の口下手で、悩みのある様、想いを上手く伝えられず、つい手が出てしまう姿や、
馬や、仲間に対する愛を表現する姿はさすが。


また、作品の中の景色がすばらしい。
吹石の好きな橋もきれいだが、その橋へ向かう途中の山の連なりとその下に伸びる針葉樹林の
画は大好きだ。

もちろん馬の姿にも見とれる。力強さと1トンを超える大きな体は温かさがもらえる。


演者のなかでは、テツヲこと山本浩司が素晴しい。作品に純粋さと温かさを加える。


伊勢谷と佐藤の兄弟は不仲ではない。
想いを互いに上手く伝えられないのだ。だからぶっきら棒に突き放したり、力で伝えようとする。
でも、相手のことがわかっているからこそ、相手の考えを尊重し、思い遣る。
伊勢谷は兄を、馬を、北海道を見直した上で自分の道を進んでいくことを決めた。
自分の中のわだかまりを除き、希望を新たに詰めて、行った。

そもそも、帯広に帰ってきたことから、再生は始まったのかもしれない。

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2006/06/03

『嫌われ松子の一生』

Kiraware

『嫌われ松子の一生』
観てきました。

率直な感想は、オモロ。


あまり期待していなかったが、毎日新聞の映画評で傑作とは書かれていなかったが、悪いとは言っていなかったので、観る決意をして、映画館へ。でも、期待していないから、月イチ1000円の1日に鑑賞。
強く感じたのは、とてもファンタジー溢れる作品。

CGの多さに、序盤は軽さを感じたが、徐々に慣れ、明るさと飽きのなさを与える。
不幸で不運で傷つけられ、同情される松子の一生なのに、ファンタジーを感じた。
その訳は、松子が愛を持って精一杯生き、そのときそのときをを真っ直ぐに自分で決めてきたからであろう。スクリーンを彩る色彩、特に花が美しさと明るさとファンタジーを浴びせてきた。あと歌も。飽きない映画。ミュージカルでもある。

挿入歌の『LOVE IS BUBBLE』とてもが気に入った。無性にサウンドトラックが欲しい。

中谷美紀は上手さというより、はじけた印象が強い。松子の人間味を溢れさせた。個人的には、和服着ておしとやかな感じが好きだけど。(『力道山』の妻を思い出す。)
作品は瑛太の視点で描かれるが、役としてはそれほど重要ではない。出番は多いが、印象は弱い。勝手に厳しく言うと、若ければ誰でもいいのでは、と思ってしまう。

他のキャストは、皆個性的。皆不可欠。
荒川良々、宮藤官九郎、Bonnie Pink、香川照之、黒沢あすか、伊勢谷友介、柄本明、劇団ひとり、谷中敦、市川実日子、谷原章介、武田真治、ゴリなどなど。

松子は死んでしまうのにファンタジー。
観終わったら、結構楽しい。観終わったら、感じいい。観終わったら、女性は強いと思う。
個人的には、あの顔(デパートの屋上で覚えた、父を笑わせるあの顔)で終わるような不安が杞憂になり、ほっとしている。


中谷美紀と濱田マリが被ったのはワタクシだけ?

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